#31 『思い込み』

 

 

【登場人物】

 

ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ

 

有栖川呑屋コマル・・・当ブログ管理人

 

精神科の医者

 

 

 

 

 

某・精神病院にて・・・

 

 

この夏の暑さと、放射能にやられてポチとコマルは頭が少しおかしくなっていた。

そのため、一緒に病院で診察を受ける事になった。

別々のベッドに並んで寝ていた。

事もあろうに、自分が大天使ミカエルだと思い込んでしまっているポチに担当医が聞いた。

 

「ナゼ自分が、大天使ミカエルだと思うのかね?」

 

ポチが、いきり立って答えた。

 

「決まってんだろ!! 神様がそう言ったからだ!!

 

それを聞いた途端、隣りで寝ていたコマルがガバッと体を起し、ポチに向かって怒鳴った。

 

「俺は、そんな事を言った覚えはない!!

 

「え!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケケケケケ!!

 

 

 

 

 

 

#31 『思い込み』 お・す・ま・ひ

 

 

 

 

 

 

#32 『The 野駄目 姦蛇蛙鰭 佳彦(のだめ・かんたあびれ・よしひこ)登場!?

 

 

【登場人物】

 

ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ

 

野駄目 姦蛇蛙鰭 佳彦(のだめ・かんたあびれ・よしひこ)・・・国会が飼ってるカバ  直人、ポッポよりはチッとまし

 

 

 

 

 

ある日・・・

 

 

野駄目 姦蛇蛙鰭 佳彦(のだめ・かんたあびれ・よしひこ)がイヌとお散歩をしていた。

ポチとすれ違った。

すれ違いざまにポチが聞いた。

 

「オゥ!! オメェ!? カバとお散歩かい?」

 

野駄目が答えた。

 

「バカ言え! これはイヌだ!! お前には、これがカバに見えるのか?」

 

透かさず、ポチが言い返した。

 

「そんな事ぐれぇ、分ってらぁ!!

 

「じゃ、なんでだ?」

 

「オメェにじゃなくって、そのイヌに聞いたんだ!!

 

「え!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケケケケケ!!

 

 

 

 

 

 

#32 『The 野駄目 姦蛇蛙鰭 佳彦(のだめ・かんたあびれ・よしひこ)登場!?』 お・す・ま・ひ

 

 

 

 

 

 

#33 『銀行にて』

 

 

【登場人物】

 

ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ

 

澤誉(さわ・ほまれ)・・・撫手四股(なでしこ)ジャパンのリーダー

 

菅直人(かん・ちょくと)・・・売国人(ばいこくんど)  マヌケ  通称・アホ  元・某国草履(ぞうり)大臣のトンマお遍路

 

 

 

 

 

ある日・・・

 

 

ナゼかポチが行員をやっている銀行の窓口に、澤誉と菅直人の二人が一緒に預金を引き下ろしに来た。

二人共身分証明書を持っていなかった。

ポチが言った。

 

「持って来てねぇなら、代わりになんかオメェらだって分るような特技を見せてみな」

 

すると・・・

 

澤は素早く、持って来ていたサッカーボールを使い、得意のドリブルを披露した。

 

「おk!! 確かにオメェは澤誉だ」

 

そうポチが言って、必要な金を手渡した。

 

一方・・・

 

菅直人はただモゾモゾしているだけで何もしようとはしなかった。

ポチが聞いた。

 

「オメェは? オメェにはなんか 『これだ!!』 つーもんはねぇのか?」

 

直人が答えた。

 

「ぼ、僕は原子力には詳しいんだ。 で、でも・・・。 でも他は、な〜んにも出来ないんだ」

 

「ホントに何にも出来ねぇのか?」

 

「ホ、ホントにな〜んにも出来ないんだ。 で、でも・・・。 でも、僕は原子力には詳しいんだ」

 

「ホントにな〜んにも出来ねぇんだな?」

 

「うん」

 

「おk!! 確かにオメェは菅直人だ」

 

「え!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケケケケケ!!

 

 

 

 

 

 

#33 『銀行にて』 お・す・ま・ひ

 

 

 

 

 

 

#34 『魔法のランプ』

 

 

【登場人物】

 

ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ

 

田原アリス・・・ポチの飼い主

 

鳩山ポッポ・・・酷俗(こくぞく)  危地害  通称・バカ  『立てば災厄 座れば害悪 知能程度は鳩ポッポ』

 

大魔王

 

 

 

 

 

ある日・・・

 

 

ポチとアリスが海に泳ぎに来ていた。

その横をたまたま、やはり海水浴に来ていた鳩山ポッポが通り掛った。

 

ポチが何気なく足元を見ると、汚れたランプが一つ落ちていた。

ポチがそれを拾い上げ、汚れをこすって落とした。

すると、そのランプの中からナ、ナント!?

大魔王が現れた。

ポッポもアリスとポチの仲間と勘違いした大魔王が言った。

 

「オメェら二人と一匹の望みを一つずつかなえてやるから言ってみろ」

 

って。

 

これを聞き・・・

 

先ず最初にポチが言った。

 

「うんじゃ。 この海の水をぜ〜んぶミルクに変えてくれ」

 

瞬間、

 

海の水がミルクに変わった。

 

「オォー!! ホ、ホントに変わった!?

 

「オォー!! ホ、ホントに変わった!?

 

「オォー!! ホ、ホントに変わった!?

 

二人と一匹が一斉に驚きの声を上げた。

ミルクの海を見て、透かさずポチが喜び勇んでその中に飛び込んだ。

そして、

 

「プッ、ハァ〜〜〜!!

 

腹一杯ミルクを堪能した。

 

次はアリスだった。

 

「じゃぁ、わたしはジュース。 この海の水を全部ジュースに変えて」

 

瞬間、

 

海の水はジュースに変わった。

アリスも大喜びでその中に飛び込み、

 

「プッ、ハァ〜〜〜!!

 

ポチ同様、お腹が一杯になるまでジュースを飲んだ。

 

最後はポッポだった。

それらを見ていたポッポは思った。

 

『コイツらアホだ!? な〜にがミルクにジュースだ。 バッカじゃねぇの・・・。 金貨に決まってんだろ、金貨に。 メイプルリーフ金貨に。 今、金は絶好調。 絶賛、値上がり中じゃねぇか。 だから決まりだ!! 金貨だ金貨だ!!

 

強欲な事、山の如きポッポは嬉しさの余り夢見心地になり、望みを言う前に既に走り出していた。

海が目前に迫った時、希望の一言は海の中に飛び込んでから言うつもりにして、

 

「海の水をぜ〜んぶ、これから言うもんに変えてくれ〜〜〜」

 

とここまで言ってから助走を付け、右足で思いっきり砂を蹴った。

 

その時・・・

 

気付かず、その右足が浜辺に捨てられてあったバナナの皮を踏んでいた。

ズルッと滑った。

海面は既に目前。

思わずポッポが大声で叫んだ。

 

「クソッ!?

 

その瞬間・・・

 

海の水が、ぜ〜〜〜〜〜んぶ・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケケケケケ!!

 

 

 

 

 

 

#34 『魔法のランプ』 お・す・ま・ひ

 

 

 

 

 

 

#35 『待ち合わせ』

 

 

【登場人物】

 

ポチ・・・アリスのお家の人間の言葉を喋(しゃべ)る超・高ビーな天才ニャンコ

 

田原アリス・・・ポチの飼い主

 

 

 

 

 

ある日・・・

 

 

アリスとの約束の場所にポチが遅れて来た。

 

「ポチ、遅ーい!!

 

「おぅ、すまねぇ」

 

「何かあったの?」

 

「あぁ、あったなんてもんじゃねぇぜ」

 

「え!? な、何ー? 何があったの?」

 

「オゥ!! 一万円札落としたヤツがいやがったんだ」

 

「あぁ、そっかー。 それでかぁ。 ポチいい事したね」

 

「ん!?

 

「一緒に探してあげてたんでしょ、その人と」

 

「ぅんにゃ。 そんな事はしとらん」

 

「え!? じゃ、何ー? 何してたの?」

 

「オゥ!! ソイツがあきらめて帰るまで、その上に座(すわ)っとった。 だから遅れた。 ホィッ!! これがその一万円」

 

「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケケケケケ!!

 

 

 

 

 

 

#35 『待ち合わせ』 お・す・ま・ひ