『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #26
遥か沖合に何か動く物が見え始め、それがどんどんどんどん大きくなって来るではあ〜りませんか。
それをジ〜ッと見つめる鳩山ポッポ。
やがてそれが一艘の櫓漕ぎ舟(ろこ・ぎ・ぶね)だという事が分かった。
舟には年寄りの船頭が一人乗っているだけだった。
岸に着くと船頭は舟を降り、ロープで舟を曳きながらポッポの傍までやって来て、恭(うやうや)しくお辞儀をして尋ねた。
「鳩山ポッポ様ですね」
「あぁ、そうだが。 アンタは?」
「はい。 使いの者でございます。 主(あるじ)の命を受け、アナタ様をお迎えに上がりました。 主が首を長〜くしてアナタ様のお越しをお待ち致しております。 どうぞこの舟にお乗り下さい」
「あぁ、そう」
訳も分からず、なんら躊躇(ためら)いや用心もせず、何も疑わず、何も考えず、怪しいとさえ思わず、言われるままにポッポはその舟に乗った。
通称・バカだから。(普通、怪しむんだヶどな・・・ : 作者談)
ポッポを乗せるとすぐに船頭は舟の舳先(へさき)を島に向け、勢い良く櫓を漕ぎ始めた。
すると驚くべき事に、舟は向かい来る波を物ともせず、
「あ!?」
という間に目指した島に到着した。
島に着き、ポッポが舟を降りると船頭が島の中央部に続いていると思われる一本道を指差してこう言った。
「私目はここまででございます。 ポッポ様におかれましてはお一人でこの道を真〜っすぐお行き下さい。 5分ほどで館が見えてまいります。 そこが我が主の館でございます。 中で主がアナタ様のご到着を今か今かと、首を長〜く長〜くしてお待ち致しております」
言い終わると船頭は再び舟に乗り、何処(いずこ)かへと漕ぎ去って行った。
つづく
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『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #26 お・す・ま・ひ
『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #27
ポッポは言われた通りにその一本道を島の中央へと歩き始めた。
そしてやはり言われた通り、ホンの5分ほどでゴージャスな館が見えて来た。
その館はまるで名古屋城のような豪華で豪勢で堅牢そうな建物だった。
城を取り囲む掘りもあれば、天守閣もあった。
ポッポがその堀に掛けられている橋を渡り切り、城門の前に立った。
す、る、と、・・・
ナ、ナント驚いた事に、ポッポが特に何かをしたという訳でもないのに、
「ギィーーーーー!!!!!」
重厚な軋(きし)み音を上げ、城門が開いたではないか。
『お!?』
突然の事に驚き、反射的にポッポが半歩退(しりぞ)いた。
それから、逆に今度は門に近付き、城のようなその館の中の様子を窺(うかが)った。
だが、人影らしき物は何も見えなかった。
奇妙に思いながらもポッポは大胆にも城の中へと進んだ。
すると、
「ギィーーーーー!!!!!」
再び重厚な軋み音を上げ、今度は城門が閉じた。
一瞬ポッポは、
『ハッ!?』
として、
「ゾクッ!!」
恐怖を感じた。
しかし、気持ちは体と裏腹。
ナゼかポッポは立ち止まる事なく、そのまま真っすぐ歩みを進めていた。
目指すは正面、本丸。
その本丸は京都の清水寺に似た造りで、舞台のようなだだっ広い濡れ縁を持っていた。
ポッポが濡れ縁の階段前の石段まで来ると、
「スゥ〜」
自動ドアがスライドするように、静かに本丸の障子が開いた。
まるで待ってましたとばかりに。
『お!?』
ポッポは又してもチョッとだけ驚いたが、ここまで来るともう慣れちゃって、逆に今度は興味津々。
首を長〜く長〜く伸ばして中を覗き込んだ。
その瞬間・・・
つづく
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『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #27 お・す・ま・ひ
『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #28
『ハッ!?』
ポッポは驚きで息を呑んだ。
中に、その館(やかた)の主である女将(おかみ)と思われる、目の覚めるようなビューティポーな女が座っていたからだ。
その女将と思われる女は、真っ赤なルージュに濃い群青色(ぐんじょう・いろ)のアイシャドーなどでバッチリ化粧を整えた上に和服姿だった。
これが又、なんともイロっペーのなんのって、まぁ、アンタ。
だが、この女将の売りはそれだけではなかった。
実を申せばこの女将、超豪勢なまでの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・牛チチだった。
そぅ・・・うー、しー、チー、チー。
牛チチだー!! 牛チチだー!! 牛チチだーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
キャーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
加えて、胸を少しはだけていた。
そのためその牛チチの谷間が良(い)い感じにコンニチハ。
その牛チチの谷間を良い感じにコンニチハさせた女将と思われる女はポッポを見ると、胸のはだけを直そうともせずそのままの姿でスックと立ち上がり濡れ縁まで出て来た。
そして階段を下り、石段の上に乗り、
「鳩山ポッポ様。 遠路遥々(えんろ・はるばる)よぅお越し下さいました。 私がこの館の主でございます。 ささ、どうぞお上がり下さいませ」
陰金(いんきん)に 否 慇懃(いんぎん)にポッポを本丸に招き入れた。
やはりその女はこの屋敷の主である女将(おかみ)だった。
そんな女将にすっかり魅せられ、ポッポはまるでバカのようにボーっとして、
「・・・」
何も言わず、
『・・・』
何も考えず、まるで催眠術に掛けられてでもいるかのように無意識にその石段で靴を脱ぎ、階段を上った。
もっとも視線は、牛チチの良い感じのコンニチハ谷間に釘付けのままだったのは言うまでもない。
女将に導かれて本丸の奥に入ると、そこには豪勢なまでに酒、肴(さかな)、料理、果物などが並べてあった。
ポッポはそんなゴージャスな料理を挟んで、この世の物とはとても思えない目の覚めるような美しい牛チチと 否 女将と対面して座った。
『な、なんと美しい!?』
生来の女好きのポッポ。
余りの美しさに呆然として見とれている。
当然、股間はモッコリ。
「い、嫌ですヮ。 そんなに見つめられると。 それもモッコリ股間で」
女将が顔をポッと赤らめてそう言った。
「あ!? い、いゃ。 こ、これは失礼。 アナタが余りにも美し過ぎる物ですから、つい。 い、いゃ。 ホ、ホントに失礼」
ポッポの股間はもう爆発寸前だった。
すると、
「パンパン」
女将が手を打った。
その合図で、奥から10人の芸者衆と一人の太鼓持ちが入って来た。
そして・・・
いきなり、何の前触れもなしにポッポを囲んで華々しいお座敷遊びが開始されたのである。
つづく
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『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #28 お・す・ま・ひ
『 Rick's Cafe Tokio 』 Deluxe #0''''
■この物語はどこまでも “作者の脳内フィクション” の文字化です。 実際の人物、団体等とは一切関係ありません。 例え、名称等がホンのチョッと似ていてもです。 不悪(あしからず)■
『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #0''''
【主な登場人物】
小磯 雲竹斎 兼持(こいそ・うんちくさい・かねもち)・・・三頭身でハゲんちょデブの超ー、キ、ン、モ、イ、不気味なオッサン 女好きの道士
( http://pocomaru.jugem.jp/?search=%BE%AE%B0%EB%B1%C0%C3%DD%BA%D8 )
★ ★ ★
菅直人(かん・ちょくと)・・・売国人(ばいこくんど) マヌケ 通称・アホ 元・某国草履(ぞうり)大臣のトンマお遍路
鳩山ポッポ・・・酷俗(こくぞく) 基地外 通称・バカ 『立てば災厄 座れば害悪 知能程度は鳩ポッポ』
★ ★ ★
館の主の女将・・・牛チチ
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リック・・・『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 のオーナー
ケン・・・リックの片腕
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田原アリス
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奥村玄龍斎(おくむら・げんりゅうさい)
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お地蔵さん
★ ★ ★
菅溝子(かん・どぶこ)・・・旧姓・悲鳴溝子(ひめい・どぶこ) 菅直人のかぁちゃんのゲス女
辛似婆(からし・に・ばあ)・・・鳩山辛(はとやま・からし = 鳩山ポッポ嫁)そっくりの超ーキンモイ婆(ばあ)
船頭
他
『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #29
「ゥ、ウ〜ン」
一声呻ってポッポが目を明けた。
目の前にこの館(やかた)の女将の顔があった。
『ハッ!?』
驚いてポッポが、
「ガサッ!!」
素早く上体を起こした。
そして気付いた。
女将に膝枕をしてもらっている事に。
しかも股間モッコリ状態で。
「お、俺は一体ここで・・・。 こ、ここで何を・・・!?」
「飲み過ぎて酔い潰れておられました」
ポッポの顔をジッと見つめながら女将がそう言った。
「え!?」
ポッポはチョッと驚いた。
そして、
『ハッ!?』
先ほどのお座敷遊びの事を思い出した。
「あ!? ぁ、あぁ〜。 あれで〜?」
女将がポッポの言いたい事を悟って言った。
「はい。 そうでございます。 “あれで” でございます」
「あぁ。 あ、そうか〜。 あれでか〜」
「はい。 でも、ポッポ様。 まだ宵の口。 お休みになられるにはまだまだ早(はよ)ぅございますょ。 さ。 もう一献。 迎え酒など」
そう言って女将がポッポに酒を勧めた。
「では、頂きましょうか」
「まぁ、お強いのですね」
「いぇ!! アナタのような牛チチの」
「え!?」
「あ!? あぁ。 い、否。 じょ、上品で美しい方の誘いを無下(むげ)に断る訳には・・・」
「まぁ!? お上手仰(じょうず・おっしゃ)って・・・。 ウフッ。 これ以上は何も出ません事ょ」
「え!? あ!? あぁ。 アハアハ、アッ、ハハハハハハハ」
「ウフフフフ」
互いに意気投合し、意味深(いみしん)に笑うモッコリ股間のポッポと女将であった。
つづく
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『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #29 お・す・ま・ひ
『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #30
「トロ〜ン」
再びポッポは眠気を覚えた。
その様子に女将が気付いた。
「ポッポ様。 如何(いかが)なさいましたか? 眠いのでございますか?」
「あ!? あぁ、そうなんだ。 急に眠気が」
そこまで言って、
「フヮ〜ゥ」
ポッポが大欠伸(おおあくび)こいた。
「左様でございますか。 ならば又、お枕を」
女将がポッポに再び膝枕するように、それまでエロっぽ〜く崩していた両足を改めて正座し直し、
「ポンポン」
両手で自分の両太ももを叩いて “カモンーン” の合図を送った。
「え!? い、良いんですか?」
「えぇ、勿論ですとも。 さ。 早(はよ)ぅこちらへ」
「んじゃ、ボクちゃん女将さんの膝枕しちゃお〜っと」
人生初の “モテキ” を味わい、完璧ヘブン状態で女将の太ももにジャンピング膝枕する鳩山ポッポであった。
んもうポッポったら、まぁ。
もぅ、モッコリ股間で夢見心地。
ま!?
今までが今までだったからね。
相手があの超ーキモ女の鳩山辛(はとやま・からし)じゃー、ね。
気持ちは分かる。
良ぅ分かる。
うん。
それ以後、こ〜んな事が・・・
次の日も。
その次の日も。
又、その次の日も。
更に又、その次の日も。
といった具合に繰り返された。
そして、
「あ!?」
という間に半年が過ぎた。
つづく
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『 Rick's Cafe Tokio (リックス・カフェ・トキオ)』 Deluxe #30 お・す・ま・ひ