「第一部」D 『妖精から聞いた話』の巻
「よ!?」
背後から肩を叩かれたオーナー店長のリック。
振り向くと奥村玄龍斎。
「これはこれは、玄龍斎先生。 お約束のお時間ですね」
「うむ。 いつもの、プリーズ」
「イェス」
リックが店員のケンを呼ぶ。
「12年。 玄龍斎先生。 間違えるな、12年だ」
勝手知ったる馴染みのお店。
玄龍斎先生はもう4番テーブルに着いています。
すぐに常連客達が集まって来ます。
ケンが 『ワイルド・ターキー12年』 を持って来ました。
ゆっくりグラスにワンフィンガー。
それをグィッと一気飲み。
もう一杯注ぎ、又グィッと一気飲み。
さらに、もう一杯グィッと一気。
コレが儀式です。
『ワン・フィンガー・ゴックン・3杯』 の儀式と言います。
それをミンナが息を殺し、緊張してジッと見つめます。
この間、誰一人口を開く者はいないのです。
瞬(まばた)き一つしません。
さぁ。
玄龍斎先生が静かにグラスをテーブルに置きましたょ。
(トン!!)
ミンナ固唾(かたず)を呑んで見守っています。
そして玄龍斎先生に向かって身を乗り出しました。
玄龍斎先生が大きく息を吸ったからです。
それからユックリと話し始めました。
「これは、わしの知り合いの妖精から聞いた話なんなジャがな・・・」
ミンナが益々身を乗り出しました。
「その妖精はこう言った」
★ ★ ★
昔、中世ヨーロッパのある所にこんな噂話が流れていました。
『ある村の近くにある、深〜い深〜い森の奥のさらに奥に小さなお城があり、そこに一人のそれはそれは美しいお姫様が眠っている。 そのお姫様は掛けられた魔女の呪文により、15歳の誕生日の日から眠りについた。 ・・・』
★ ★ ★
玄龍斎先生が話し始めました。
今夜の話は何やら 『眠り姫』 に似ているようですが。
さぁ、続きはどうなるのでしょうか・・・?
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つづく
「第一部」E 『伝説』の巻
「その妖精はこう言った。
★ ★ ★
昔、中世ヨーロッパのある所にこんな噂話が流れていました。
『ある村の近くにある、深〜い深〜い森の奥のさらに奥に小さなお城があり、そこに一人のそれはそれは美しいお姫様が眠っている。 そのお姫様は掛けられた魔女の呪文により、15歳の誕生日の日から眠りについた。 ・・・』
その経緯(いきさつ)は、
昔、この城には一人の王子様がいました。
いずれ王様になるお方です。
年頃になった王子は妻を迎える事になりました。
そして王もだいぶ歳になったので、王子の結婚と同時に位を王子に譲るつもりです。
王と王妃はふさわしいと思われる相手を探しては、頻(しき)りに王子に勧めます。
しかし、王子はどれも気に入りません。
生れつきわがままな性質(たち)だった王子は、とうとう王と王妃の反対を押し切り自分が気に入った女を妻に迎えてしまいました。
そして新しい王になりました。
王になって一番初めの仕事は、なんと言っても子作りです。
早く跡目となる子供を儲ける必要があったのです。
中世ヨーロッパでは、跡取りを残す事が最重要課題だったからです。
特に、王妃には絶対命題でした。
新王は毎晩子作りに励みました。
王妃もそれに応えました。
と言うより、積極的でした。
もし、子供が出来なければ城から追い出されるかも知れません。
だから王以上に積極的です。
しかし、何年経っても子供は出来ません。
王妃は考えられるあらゆる手を尽くしました。
とても口に出来そうもないような薬草を煎じて飲んだり。
嗅ぐに耐えない悪臭を放つ薬油を 『ア・ソ・コ』 に塗ったり。
Hの後、逆立ちしたり。
それはもう手当たり次第、何でもかんでも・・・
挙句には、呪術や祈祷にまで頼る始末でした。
それでも妊娠する気配はありません。
王はもう、諦め気分です。
そんなある日。
突然の大雨です。
丁度、王妃がガーデニングで、庭師にあれこれ指示を出している時でした。
二人は急いで道具小屋に逃げ込みました。
雨に濡れた服を乾かさなくてはなりません。
庭師は急いで火を熾(おこ)しました。
それから二人は服を脱ぎ、乾かすために天井から吊るしました。
うら若い王妃は細身の八頭身。
色白の超美人です。
加えてボインボインでセクシーでした。
庭師はハンサムで背が高く。
歳は40近かったのですが、ポッコリお腹ではなく、さりとてマッチョマンと言うでもなく、引き締まった中々立派な体格です。
服を吊るし終わってひと段落付いた二人は、初めてお互いが全裸である事を意識しました。
王妃の美しく魅力的な肉体を見た瞬間。
庭師は、
「ウッ!?」
っと、なっちゃいました。
慌てて両手で前を隠しました。
そうです。
その時、庭師は不覚にも・・・モッコリ・・・してしまったのです。
だから隠したのです。
前を。
大慌てで。
しか〜〜〜し、
時既に遅し。
王妃にシッカリと見られた後でした。
そのモッコリを・・・
そして、
庭師のモッコリを見ちゃった王妃は・・・?
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つづく
「第一部」F 『ハッとしてグー』の巻
庭師のモッコリを見ちゃった王妃は???
「ハッ!?」
と、息を呑んだままジィーっと見つめています。
1秒、2秒、3秒、4秒、5秒、・・・。
まだ見とれています。
そして一言。
「まぁ、素敵!?」
そうです。
そうだったのです。
庭師のモッコリはビッグだったのです。
そのビッグさはと言えば、両手で隠すなんてとってもムリ。
つー、まー、りー、・・・
「無理ーーー!! 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
隠し切れヌどころか、ドッコーーーンって凛々(りり)しくその両手を天高く押し上げておった。
と!?
です。。。(俗に言う メガチ○ポ と!? 言ふヤツですネ : 作者)
否、メガどころかそれ以上。。。
ギガ!?
そうギガです。
最早、ギガの世界。
ギガチ○ポだったのです。
庭師のモッコリは・・・
「ゴックン」
王妃は思わず生唾を飲んじゃいました。
そして舌なめずりです。
根は嫌いではない。
と言うより・・・ス!? キ!?
と言うより、大好きだった王妃は。
もう我慢が出来ません。
一方、庭師と言えばすでに準備万端です。
チャッカリとモッコリです。
こうなったらもう好き者同士。
ワイルドです。
「ファイヤー!!」
ズッコン、ズッコン、ズッコン、・・・
ドギューン、ドギューン、ドギューン、・・・
になっちゃうのは目に見えていました。
そして、
その通〜〜〜りになっちゃいました。
庭師はビッグな上に長持ちでした。
上になったり下になったり、横ンなったり縦ンなったり、飛び上がったり転げ回ったり、ワンワンになったりでニャンニャンしちゃいました。
王妃は全身を痙攣させて大喜びです。
口にはおヨダ、目はトロ〜ンの大股開きです。
「ワォーーーン!! ワォワォワォワォワォーーーン!!」
まるでオオカミの遠吠えです。
一方、全く衰えを知らない庭師のモッコリは、
「パォーーーン!!」
って、感じです。
まるでゾウさんです。
トロ〜ンとした王妃のイヤラシイ目に見つめられ、止(とど)まる所を知りません。
何回も、何回も、何回も、何回も、何回も、・・・です。
王妃にとって、こんな経験は初めてでした。
と言うのも、何を隠そう。
王様は・・・
庭師とは正反対。
超・スモールだったのです。
しかも、
もーーーっと悪い事に・・・
超ーーー!!
素早かったのでスた。
そして、
この日、王妃は・・・生まれて初めて・・・短小の3コスリ半では絶対に味わえない喜びを・・・
知ったトです。
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つづく