死人帖(しびと・ちょう) ― the Last 'R'ule ― #106



(コツコツコツ・・・)



高田馬場清美がレストランの中に入って来た。

時間はジャスト7時。

清美がレストランの中を見回している。

ここはさくらんテレビ局内にあるレストラン。

如何(いか)に冴えないテレビ局の中にあるとはいえ、やはりテレビ局内に付設されているレストランだけの事はあった。

チョッと目視しただけでも軽く100席以上あるのが分かる。

椅子やテーブルも高級という訳ではないが、決して安っぽくもない。

街中(まちなか)のチョッといい感じのレストランと比較しても負けない。

勝つ事はないにしても・・・


『一体誰? ここのドコに? ・・・』


入り口からチョッと中に入って、立ち止まったまま清美は考えていた。

席は時間の関係からだろうか満席ではなかったが、7〜8割方埋まっている。


その時、



(スゥー)



清美の背後に年の頃なら289の、若いとは言えないが、オッサンとも言いづらい・・・ウ〜ム。 そぅ、成り掛けオッサンとでも言っておこう・・・成り掛けオッサンが忍び寄った。

その成り掛けオッサンは、顔が分からないようカモフラージュするためか?

サングラスに帽子、そして一目でそうと分かるウソっぽ〜いチョビ髭を “蓄(たくわ)えていた”。

と言うより、 “付けていた” と言った方が正しそうだった。

体形、雰囲気が何となくアンチャン松山から受ける感じに似ている。

否、

ソックリだ。

そのアンチャン松山っぽい成り掛けオッサンが清美の背後に忍び寄り、声を掛けた。


「チャンと来て下さいましたネ」



(ピクッ!!



その声に反応して、反射的に清美が振り返ろうとした。

即座に、成り掛けオッサンがそれを制止した。


「オットー!! そのままそのまま・・・」


「・・・」


背後から声を掛けられるという事を想定していなかったのだろう、清美は心の準備が整わず黙っていた。

如何(どう)リアクションしていいか分からなかったのだ。

そんな清美に背後から名刺と一枚の写真を差し出しながらながら成り掛けオッサンが続けた。


「せ・・・監獄由人(かんごく・よしと)です。 先程お電話した。 これはわたしの名刺とわたしの言っている事がウソではない事の証拠となる写真です」



(チラッ!!



清美が受け取った名刺の名前を確認した。

写真も。

その写真には清美が真剣な表情でノートに何か書き込んでいる姿が写っていた。

清美が聞いた。


「アナタ、これ一人でやってるの」


「ハ〜ィ。 もちろん一人ですょ。 ラーを脅すよぅな真似そぅそぅ手伝う人間がいるとお思いですか?」


「それもそぅネ」


今度は成り掛けオッサンが聞いた。


「1千万で如何(いかが)でしょう。 高くはないと思いますょ〜。 猶予は3日。 3日以内に準備して下さい」


「・・・」


清美は考えていた。


『1千万!? 随分とまた吹っ掛けて・・・』


そして言った。


「分かったゎ。 で、取引は? ドコでどぅ?」


そう言い終わるか終わらない内にアンチャン松山っぽい成り掛けオッサンが言った。


「3日後、コチラからお電話します。 だからその日は仕事以外のスケジュールは入れないで置いて下さい」


「そぅネ、そぅするゎ」


「では、これで話は終わりです。 これから1ー、2ー、3ー、とこの位の早さで10数えて下さい。 数え終わるまでは決して振り返らない。 1ー、2ー、3ー、この位の早さです。 いいですネ、決して振り返らない。 約束して頂けますか?」


と成り掛けオッサンはユックリと1ー、2ー、3ー、と数えて清美に言った。

清美は振り返りたかった。

どんなヤツか見たかった。

普通なら事情が事情なだけに仕方なしに従わなければならない。

しかしその必要はなかった。

清美の目の前3メートル程先の壁には大鏡が張ってあったのだ。


そぅ。


清美はその成り掛けオッサンの顔を見るために、ワザワザ振り返る必要は全くなかったのだ。

俯(うつむ)きがちに話し掛けている所為(せい)だったのだろう、成り掛けオッサンはその事に全く気付いていないようだった。


「えぇ、約束するゎ」


「では、3日後。 よろしく」


そう言うと直ぐ、成り掛けオッサンは踵(きびす)を返し、ダッシュでその場を走り去った。



(ダーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!)



って、、、











ポチみたいに。。。







つづく






死人帖(しびと・ちょう) ― the Last 'R'ule ― #107



「フン。 バカな男。 名刺を出すなんて。 それに自分の姿がバッチリ鏡に映っている事にも気付かないなんて」


清美が呟(つぶや)いた。


ここは高田馬場清美のマンション。

時間は夜8時チョイ過ぎ。


レストランで成り掛けオッサンと会ったその直後、清美は取る物も取り敢(あ)えず、大急ぎで帰宅し、部屋の中を探し回り、その約1時間後のたった今、3個の盗聴器付き監視カメラを発見し終わった所だった。

その内訳は、天井の照明に一つ、壁に掛けてあった一幅の小ぶりの絵の額にカメラのレンズが出るように細工して仕掛けてあった物が一つ、センターテーブルの縁の内側にやはりカメラのレンズが出るように細工して仕掛けてあった物が一つ、の計3個。

先程手渡された写真は角度から見て、この内の天井の照明部に取り付けてあったカメラから撮った物のようだった。


しかしこれら3個は、実は、予(あらかじ)め清美が簡単に見つけられるように仕掛けられた物だったのだ。

ワタセは大切なカメラや盗聴器はもっと手の込んだ隠し方をしていた。

つまりこの3個はあえて清美に発見させ、もうこれ以上はないだろうという安心感を与え、他を守るための言わば囮(おとり)あるいはフェイクのような物だったのだ。


案の定、この3個を探し出した後もうこれ以上はなさそうだと思った清美は、その時点で探すのを止めた。

そしてその3個の盗聴器付き監視カメラを繁々と見つめながら、清美が独り言を言った。


「これでビデオテープを取り戻したら、あのアホも終わりネ」


と。



「ア、アホ!? い、今アイツ、アホって言いましたょネ。 アホって、僕の事・・・」


モニターに映し出されている清美を見ながらアンチャン松山が興奮して大声でほざいた。

やはりあのうそ臭〜い成り掛けオッサンは松山だったのだ。

ここはラー事件対策本部ビル23階司令室。

3個発見されてしまったため、残り7台のモニターに清美の姿が映し出されている。

他の3台はシャットダウンしていた。


相河がそれを受けて言った。


「あぁ、確かに言った。 そりゃ、そぅも言いたくなるだろ」


松山の興奮は一向に収まらない。


「な、な、な、何でですかぁ!?


「考えても見ろ。 名前と顔だけで人が殺せるラーに名刺は出すゎ、鏡に映った顔は見られるゎ、じゃ。 そして見られている事に気付かなきゃ。 そりゃ誰だってアホだと思うに決まってるさ」


「あ、あ、あ、あれは宇崎がそぅしろって言うから、だからたまたまアソコに鏡があったんでそれを利用したけじゃないですか、面と向かって顔をあわせる代わりに・・・」


その時、



(ポーポー、ポポポポポポポ、ポッ、ポッ、ポポッ、ポーーー、・・・)



宇崎の携帯が鳴った。

相変わらず鼬後輩(いたち・こうはい)のギゴホンがその呼び出し音だ。

宇崎がズボンの右ポケットに右手を突っ込み親指と人差し指で携帯を摘(つま)み出した。



(ピッ!!



携帯のスイッチを押した。

右手の親指と人差し指で携帯を摘み上げ、右耳に当てた。

物を親指と人差し指で摘み上げる。

コレは宇崎のクセだ。

大抵の物は何でもこうやって摘み上げる。

宇崎が摘み上げた携帯で簡単なやり取りをした。


「もしもし。 はい。 はい。 そぅですか。 分かりました、ご苦労さまです」


と、こんな感じの・・・


そして、



(ピッ!!



携帯を切った。

直ぐに目線を相河、松山の順に移しながら言った。


「宇田生さんからです。 テレビ局と話が付いたそうです。 では予(かね)てからの計画通り、相河さんは高田馬場清美のマンションへ。 松山さんはテレビ局へ。 よろしくお願いします」


それを聞き、待ってましたとばかり相河が右手をズボンのポケットに突っ込み、体を右半身の斜(はす)に構え、右眉毛を吊り上げ、



(ギン!!



ってして言った。


「良し!! 分かった!!


って。


これに負けじと松山も、相河とはシンメトリーに左手をズボンのポケットに突っ込み、体を左半身の斜に構え、左眉毛を吊り上げ、



(ギン!!



ってして言った。


「良し!! じゃ、行って来る!!


って。


急に、凛々(りり)しい二人であった。


普段はトンマだヶど・・・











どっちも。。。







つづく






死人帖(しびと・ちょう) ― the Last 'R'ule ― #108



「はい。 高田馬場です」


高田馬場清美が携帯電話に出た。


ここは高田馬場清美のマンション。

時間は同日夜10時チョィ過ぎ。


電話の向こうから声が聞こえた。


「あぁ、俺だ」


「おはようございます。 出歯亀さん。 こんな時間に何か?」


「チッ。 その様子じゃ分かってネェようだな?」


「何がですかぁ?」


「テレビ、さくらんテレビ見てみろ。 今直ぐ」


「はい。 待って下さい」


清美が急いでテレビを点けチャンネルをさくらんテレビに合わせた。


その瞬間、


「こ、これは!?


清美は驚いた。

予定とは全く違う番組が放映されていたからだ。

特別臨時番組をやっていたのだ。

そのタイトルが画面左上に映しっ放しになっている。


こうだ。


『ラー事件の真相。 今宵暴かれる真実。 コレがラーの正体だ!』


出歯亀が言った。


「やられたょ。 他所のチームに抜かれちまった。 クソー!!


「い、いつから?」


「始まったばっかりだ。 コレをお前に教えておこうと思ってな。 じゃ、切るぞ」


「はい。 ワザワザありがとうございました」



(カチャ!!



清美は携帯を閉じた。

一切携帯を見ず、じっとテレビ画面をみつめたまま。


だが、その時携帯を閉じたのは清美だけではなかった。



(カチャ!!



出歯亀も又、携帯を閉じていた。

そして椅子に座ったまま憮然とした表情で半ばヤケッパチ、膨(ふく)れっ面(つら)をして自分の直ぐ脇で立ったまま電話を掛けている出歯亀の様子をジッと見つめていた宇田生の顔を見上げて聞いた。


「これでいいんですかぁ?」


って。


ここは、さくらんテレビ報道スタジオのモニタールームである。


宇田生がそんな出歯亀を見下ろして答えた。


「あぁ、上出来だ。 役者志望だったのか? 芝居上手いじゃないか」


って。


そぅ。


今、高田馬場清美が見ている番組は実際に放映されている物ではないニセ番組だったのだ。

それは高田馬場清美の部屋のテレビにのみ映し出されているに過ぎなかった。

そうなるように予(あらかじ)めワタセが高田馬場の部屋のテレビに細工して置いたのである。

高田馬場清美に罠を仕掛けるために。

宇崎の指令で。


そして監視モニターを見ながらタイミングを見計らい、宇崎はこの計画を実行したのだった。

高田馬場清美がテレビを見ていないタイミング。


否、


少なくとも・・・











さくらんテレビを見ていないタイミングを見計らって。。。







つづく






死人帖(しびと・ちょう) ― the Last 'R'ule ― #109



清美は出歯亀に言われたまま、テレビを見ていた。

画面には今、半透明の衝立でガードされているため姿はハッキリしないが、恐らく両方とも男性と思われる二人の人間が対座しているシーンが映し出されている。

しかし、ナゼか声は加工されてはいなかった。

この手の番組では、出ている人間のプライバシー保護のため声も加工するのが普通なのだが。

だから二人の内の一人が誰だか清美には直ぐに分かった。

清美の良く知っている声だったからだ。

その一人とはアナウンサーだった。

古舘 伊痴呆(ふるたち・いちほう)という名の有名なフリーのアホ・アナだ。

この頃ではナ〜ニを勘違いこいたか、自分の担当番組に文化人気取りで出ている。


『妄動ステーション』


つー名前の下品なお笑い番組だ。

おバカ丸出しの。


しかし、もう一人のラー告発者は誰だか分からなかった。

分かる物といったら、ただシルエットのみ。


古舘 伊痴呆がそのラー告発者に聞いた。

それはお寒〜いギャグだった。


こんな・・・


「で? 証拠はあるのでしょうこ? 相田翔子 中川翔子 ナンチャッテ、ナンチャッテ・・・」



(ピュ〜〜〜)



一瞬、スタジオ内の空気が冷え込んだ。



(ごぉおぉおぉおぉおぉ〜〜〜ん)


(カァ、カァ、カァ、・・・)



ってな具合に。。。


「・・・」


ラー告発者は黙っていた。

如何(どう)リアクションして良いか分からなかったのだ。


!?


言うよっか、あきれ返っちゃっていたのだった。


慌てて伊痴呆がフォローを試みた。


「ゥ、ゥ、ゥ、ウン。 ま!? そ、その、なんですな。 しょ、証拠は有るのでございますしょうこ 否 しょうか?」


「・・・」



(ごぉおぉおぉおぉおぉ〜〜〜ん)


(カァ、カァ、カァ、・・・)



古館 伊痴呆のアホっぷりを目の当たりにしながら、


『ホ〜ンに、コイツはどぅしようもネェやっちゃな』


何ぞと思いつつラー告発者が答えた。


「実は、証拠のビデオテープとそのテープから起した写真が有ったのですが、そのテープの入手の仕方に多少行き過ぎた点があったため、全て処分しました。 今は何も有りません」


!?


結構真面目に。

アンチャン松山っぽいヤツのクセに。。。


そぅ。


もう一人のシルエットの男はアンチャン松山っぽかったのだ。


気を取り直したのだろう、今度は真顔で伊痴呆が聞き返した。

そのため、その後のやり取りは順調に進んだ。


「証拠はない?」


「はい。 でも、僕は実際ラーとコンタクトを取って確認しています。 本当です。 だから僕の証言に間違いはありません」


「エッ!? コンタクト!? じゃぁ、アナタはラーと会ったんですか?」


「はい」


「よ、良くぞご無事で?」


「はい。 今にしてみると自分でも随分大胆な事をしたなぁと思っています」


「では、後程、ラーの名前を明かして頂けるんですネ」


「はい」


「視聴者の皆さん。 私を含め当番組関係者の誰一人として、まだその名前を存じてはおりません。 今夜11時丁度。 その名前が発表される事になります。 あと50分の辛抱です。 さぁー!! わたくしも緊張してまいりました〜〜〜!! では、ここで一旦コマーシャル。 チャンネルはそののままで」


と古舘 伊痴呆が言った。

そして画面が切り替わった。


パチンコ・北斗の晶(ほくと・の・あきら)


!?











CM に。。。







つづく





死人帖(しびと・ちょう) ― the Last 'R'ule ― #110



「こ、この声・・・」


一言、吐き捨てるように言って清美は絶句した。


清美にはそれが誰だか瞬時にして分かったのだ。

聞き覚えのある声だったからだ。

それもホンの数時間前に聞いたばかりの。


「それにこのシルエット。 間違いないアイツょ。 アイツだゎ、翠旻」


清美が再び声を上げた。


その時、



(ガタッ!!



画面の中の状況にハプニングが起こった。

ガードのための衝立が倒れたのだ。

直ぐさま、アシスタント・ディレクターが元通りに直した。

その間、僅(わず)か数秒。

そのラー告発者も反射的に顔を背けていた。

しかし、ホンの一瞬ではあったが告発者の顔が画面に映し出されてしまった。


「ヤッパリ、アイツょ!! アイツだったゎ、翠旻。 あのアホょ」


清美が大声を上げた。


その時、画面から古舘 伊痴呆の声がした。


「い、今のアクシデント。 ど、どぅします? 続けますか?」


あのアホょが答えた。


「ハ、ハィ!! 覚悟は出来てるつもりです。 や、止めません!!


そのやり取りを見つめながら、清美が顔を右上に上げ、空間を見つめ、誰もいない誰かに話し掛けた。


「マズイゎ、翠旻。 コイツをなんとかしなきゃ。 ・・・。 さっきビデオテープは処分したって言ってたゎネェ。 なら大丈夫。 今直ぐ始末を・・・。 でも一応、わたしがラーだと言う証拠を持っていた時のために自殺に見せかけた方が安全ネ。 そうしておけば警察による家宅捜索は行なわれないでしょ、恐らく・・・」


そして横に置いてあったノートを開き、先程せ・・・監獄由人(かんごく・よしと)からもらった名刺を手に取り、一字一字間違えないように慎重にそのノートに書き込んだ。


こう。


 監獄由人


 ■年■月■日午後101500

 突然、 「やはりラーが恐ろしくなった」 と叫び、スタジオを飛び出しトイレに駆け込む。

 そこで今巻いているネクタイを解き、それを使い、首をつって自殺。

 死亡


と。


そして手元の時計で今の時間を確認した。

午後1014分丁度だった。

清美が安堵の表情を浮かべて独り言を言った。


「あと1分でこのバカも終わりネ」


いつの間にか せ・・・監獄由人 は アホ から バカ に替わっていた。



(チラッ!!



再び画面に目をやった。



(チッ、チッ、チッ、・・・)



刻一刻、時は過ぎ去って行く。

そして、終に午後1015分を過ぎた。


だが、


告発者に変化は見られない。

それから1分経過した。


まだ、


変化はない。

更に1分が。


それでも、


変化は・・・。


清美が大声を上げた。


「ど、どぅいう事!? これは一体どぅいう事?」


信じられないと言う表情をしている。

更に続けた。


「偽名!? コレは偽名だったていう事? 翠旻?」


と。


モニターに映し出されている清美を見ながらレイが不思議そうに言った。


「スイミン? 今、スイミンって言ったか?」


宇崎が答えた。


「えぇ。 わたしにも確かにそぅ聞こえました」


「スイミンって何だ? さっきから言ってるが」


「さぁ、何でしょ」


「僕には高田馬場が独り言ではなく、誰かに話し掛けているように見えるんだが」


「はい。 わたしにもそぅ見えます」


「だが、誰もいない」


「はい。 いません」


「ウ〜ム」


「もぅ少し見ましょう」


モニターの中では相変わらず清美がブツクサ言っている。


「コレは偽名だったのネ、翠旻?」


姿の見えない、清美にしか聞こえない声がした。


「そぅみたいだな」


その時テレビ画面の古舘 伊痴呆の声が聞こえた。


「それではここで一旦コマーシャルです。 さぁ、ラーの正体が明かされるまで残り時間は40分。 チャンネルはそのままで・・・」


画面が CM に切り替わった。


今度は・・・











サラリーマン金太(略して、サラきんた)の CM だった。







つづく